仕事が終わって外に出ると、大文字方面に虹がかかっていました。
2015年12月に京都から大分に拠点を移して里山くらしをはじめました。 京都では左京区の甘夏ハウスで空中茶屋として自作の烏龍茶や薬草の宝庫伊吹山の野草茶、季節のハーブティーや自家製シロップジュースなどを出していました。 これからは里山でのくらしや空中茶屋の活動などをお伝えします。
2014年7月31日木曜日
2014年7月29日火曜日
2014年7月28日月曜日
あずま袋 2作目
中高から一緒の腹心の友が京都を訪ねてくれました。
私には大きくて着こなせなかった浴衣とほとんど使っていない帯があったので、秋からフランス ボルドーに行く彼女に託しました。
とても喜んでくれて嬉しかったです。
あまり物を増やさない主義の彼女も気に入って数枚購入したにじゆらさんで、私も彼女も気に入った和菓子の手ぬぐい。
私があずま袋にすると言うと彼女も欲しがってくれたので、2枚購入し、2枚縫ってみました。
好きな布を縫って作ったあずま袋を好きな人が使ってくれるよろこび。
うれしいなぁ。
2014年7月25日金曜日
2014年7月20日日曜日
2014年7月19日土曜日
IL Cieloの穀物料理教室
IL Cieloの穀物料理教室へ行ってきました。
メニューは
・玄米蒸しパン
・野菜入り玄米クリームカレー
・玄米ドレッシングのサラダ
これまではコーヒーより紅茶・緑茶・台湾烏龍茶の方が好きで、コーヒーはカフェオレにしないと飲めなかったのですが、先日猛暑日に天神さんに行って友達が飲んでいたアイスコーヒーをもらって、おいしいさに目覚めました。
水出しアイスコーヒーやってみます。
ちなみに、おやつや109さんは、習いはじめて半年の山田晴三さんのカリンバ教室で一緒に学んでいて、カリンバ教室にもおやつを持ってきてくれるトクさんがされていて、ここで偶然会ったのでビックリしました!
カリンバってこんな楽器。
私は山田晴三さんのいるバンドNational Jamsのライブを見て、その格好よさを知りました。
その晴三さんに教えてもらえるなんてほんとうに嬉しいです。
メニューは
・玄米蒸しパン
・野菜入り玄米クリームカレー
・玄米ドレッシングのサラダ
水出しアイスコーヒーやってみます。
ちなみに、おやつや109さんは、習いはじめて半年の山田晴三さんのカリンバ教室で一緒に学んでいて、カリンバ教室にもおやつを持ってきてくれるトクさんがされていて、ここで偶然会ったのでビックリしました!
カリンバってこんな楽器。
私は山田晴三さんのいるバンドNational Jamsのライブを見て、その格好よさを知りました。
その晴三さんに教えてもらえるなんてほんとうに嬉しいです。
伊と忠の草履
下駄は祖母から譲り受けたとっても素敵な青と黄色のないとう様があるのですが、草履をまだ持っていません。
仁和寺の白い壁に焦茶色の柱を見て以来、白い足袋に合う焦茶色の草履が欲しいなぁと思っていて、伊と忠さんに行ってきました。
この小豆色のような濃い臙脂色(だそうです、お店の方の話では)、素敵!
台が約40000円∔鼻緒10000円ほどでした。
そして、夏物の素敵な草履も見つけてしまいました。しかも2割引。
こちらは科布の草履で、おしゃれ着物にしか合わせられないけど、5~9月ごろまで使えるそう。
台38000円の2割引∔鼻緒10000円ほど。
こちらはパナマ。おしゃれ着物からちゃんとした柔らか物まで合わせられるけど、7~8月の夏物。
台49000円の2割引∔鼻緒10000円ほど。
実物を見る前は科布が好みだと思っていましたが、実物に触れるとパナマの編み込みの美しさにうっとり。
麻素材のものもありましたが、どうしてもすり切れてくると聞くし、その点科布とパナマは繊維が強いのでそのようなことはないようです。
いずれも私にとっては高級品ですが、草履は一生、もしかしたら子どもや孫まで何世代も使ってもらえるかもしれません。
じっくりゆっくり考えていきたいです。
ちなみに…7月18日の「花子とアン」で蓮さまが履いていたのはパナマ、かな?
2014年7月18日金曜日
「節子夫人が語るバルテュス展」
「節子夫人が語るバルテュス展」
7月7日にNHKカルチャーセンター京都で行われた「節子夫人が語るバルテュス展」へ行ってきました。
節子さんの美しいお姿と身のこなしを見ながら、とても興味深く面白いお話を聞くことができて、至福の1時間半でした。
さまざまなバルテュスにまつわるお話、ご自身のお話をしてくださったのですが、特に私が興味をひかれた話を残しておきたいと思います。
以下は、節子さんのお話にあったバルテュスの考えを、メモに基づいて書き残したものです。
「義務教育には反対である。義務教育はテストの点を取ることに長けた人間のみを優秀とみなすからだ。」
「能は日本の世阿弥が当時作った言葉と動きが今も受け継がれているため、今日の人も世阿弥が意図したものをそのままに近い形で見聞きすることができる。
対してフランスのラシーヌは文章は残っているが、動きはその時代時代に合わせて変わっていったので、当時作られたものを見ることはかなわない。」
「平家琵琶による平家物語を聞いて、ホメロスの抒情詩は当時このような形で伝えられていたのではないか、と涙した。」
「猫への愛が熱烈で、猫がねそべっているのを見て『こんな風に寝そべっていた時のしあわせを思い出す。』と言っていたので、依然は猫だったのかもしれません。」
「絵はただ無心に見て欲しい。絵として、言葉では表せないものを見て、そこから素直な気持ちで受け取って欲しい。詳しい説明は全然わからなくてもいい。それはあってもいいけれど、導入ではなくそのあとのことにして欲しい。イヤホンで説明だけ聞いて次から次に絵を見ていく人が多いことを悲しんでいた。」
「絵を見るのはとても難しい。お茶のように、心を澄ませてのぞまなければ見ることができない。」
「展覧会のためではなく、美の追求のために絵を描いていたので、3~10年に1枚というペースで創作していた。」
「住む家ひとつにしても、その窓から見える景色が絵に描きたいような自然であるかどうかを重要視した。」
「アトリエでの仕事中は私も入ることは許されませんでした。ただ、メディチ館に住んでいたころ、当時のドゴール大統領が来たのでアトリエに呼びに行きました。私が声をかけ、振り向いたその視線は、視線が形となって矢のように体を突き抜けるようなものでした。見るということ、描くということをそのようにしていたのでしょう。」
「アトリエで最期を迎えた時の言葉、『続けていかなければならない』。どういうことなのか、これでいいのか、まだわかりません。」
以下は、節子さんご自身の考えを、メモに基づいて書き残したものです。
「バルテュスがいたころはバルテュスに物を聞きにきていた人たちが、バルテュスが亡くなると今度は私の意見を聞きにきました。そうして問われ、自分の考えを思いめぐらせることはとても面白く、話をしませんかと言われれば『はい』と受けて、続けてきました。みなさんにお話をしているうちに、バルテュスとの生活が大変貴重なものだったのだと自覚して楽しんでいます。」
Q. バルテュスが好きだった日本の画家は?
「日本のやまと絵・浮世絵、中国の墨絵も好きでした。浮世絵の色調感覚は、きものを着る人にとって、色と色との組み合わせ、柄と柄との組み合わせが大変参考になりますし、フランスのデザイナーもこぞって浮世絵を研究しているそうです。
和服を着るということは、色調、きものと帯、帯と帯締め帯揚げ、の色調感覚です。
たとえ着付けができなくても、きものを着るということが大切です。きっと今ならまだ、タンスにきものがあるでしょう。この忙しい時代に、きものを着る時間を持つことが大切です。便利さを取り入れるのは、自分自身の豊かな時間を得るためです。
私は物を捨てるのが好きではありません。きものは何世代にもわたって着られるし、直線縫いの一枚布ですので座布団やぞうきんに作り替えることができます。きものを着るとは、そのような人間的で自分の国にしかない伝統を感じるということです。」
「自分で考える時間を持つことが大切です。政治も社会もあてにならない時に自分で判断するしかありません。」
Q. 海外生活などご苦労がおありだったと思いますが、どうやって乗り越えてこられたのですか?
「私は幼いころから肺結核で体が弱かったので、幸運にも哲学のテンプ先生より小学校のころからヨーガを習っていました。」
著書にサインしてくださった節子さん。ほんとうに素敵でした。
この日は私も母の夏きもので行きました。帯は天神さんで毎回立ち寄る、お昼ごろからビニール袋1枚1000~2000円で販売するお店で見つけた、掘り出し物の透け刺繍。帯締めは緑、帯留は倉敷で購入した乙女椿のブローチです。
2014年7月17日木曜日
2014年7月12日土曜日
今中文ちゃんの帯
川島織物さんで帯のデザインをしている友人の今中文ちゃんの個展が北大路のきもの中村さんで開かれました。
桜色の地も刺繍も美しいNUU。
キャプションの写真撮り忘れたけどこの刺繍帯もキレイ。
きもの四方山話も面白く大変勉強になりました。
袋帯と名古屋帯の違いはお太鼓が一重か二重かの違いでしかないから、名古屋帯でも織名古屋であれば十分格式が高いということや、
植物の繊維をそのまま布に仕立てる(から上等な)芭蕉布や越後上布は、今や高級民芸品となり、
昔は芭蕉の中心の細い所は着物、少し上の太い所は帯、上の葉の部分は座布団にしていたが、
細い所はいいものが取れなくなり、座布団は作り手がいなくなり、今でも作られているのは帯くらいである…という希少価値から値段が上がっているけれど、実際に肌にのせたときの着心地はほんとうにいいのか疑問だということ、
無理やり付けられた付加価値に惑わされないことが大事という話を聞くことができてよかったです。
(中村さんの芭蕉布の座布団はとっても触り心地が爽やかで気持ちよかったです。
ただこれも元は着物だそうで、確かにこれが着物だったら着心地はどうかなぁと思いました。)
素敵な空間でした。
またお邪魔したいです。
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