2015年12月5日土曜日

大分 日出(ひじ)へ引っ越しました。

このたび、京都から大分 日出(ひじ)に引っ越しました。

こんなとこ

ヤギもいる。

長くなりますが、経緯を書いていこうと思います。

里山くらしが夢物語ではなく自分でも実現できそう、と思うようになったのはここ半年くらいのこと。
京都という都市と自然を行き来できる場所に3年半住めたことが大きかったです。
仲良くしてくれたみなさん、本当にありがとう!

2014年1月1日 一乗寺そば鶴常連 盆踊り大好きメンバーで書き初め

2015年3月末に退職して失業保険をもらいながら、

茶絲道 堀口一子さんに烏龍茶の作り方について学びました。

そして、ロックな八百屋フランク菜ッパさんに紹介してもらった舞鶴の在来種茶畑で烏龍茶を作るように。

さやちゃんに誘われて甘夏ハウスで空中茶屋として自作の烏龍茶や自家製シロップカキ氷を出したり、


甘夏庭の小さな畑で作った生ハーブティーを出したり、

味噌作りや梅仕事もするように。

また、岐阜と滋賀にまたがる薬草の宝庫 伊吹山の麓 春日モリモリ村で行われる水野瑞夫先生の薬草教室に毎月通ったことも大きかったです。

薬草の薬学的なことを学ぶだけでなく、キハダはぎや生藍染めを実際に行ったり、水野先生と一緒に野山をハイキングしたりコンニャク作りを学んだり。

モリモリ村のもっと奥にある麻処さあささん宅に毎月泊まらせてもらって、田んぼ・畑仕事を手伝わせてもらったり、草木染めをさせてもらったり。

そういう手間ひまかかること自体に喜びを感じられるとわかり、決心しました。
里山に移り住み、自分で食べる分くらいの野菜や保存食を作ったり、4-6月は烏龍茶を作ったりしてくらして行こう、と。

産まれ育った九州に住みたい所があるかなぁと、9月はじめに福岡(実家)・大分(山香・別府)・熊本(産山)・佐賀(武雄温泉・嬉野)・長崎(波佐見)の里山でくらされている人やお茶所を訪ねる旅をしました。
どの場所にも素敵な人たちが自然に合わせて暮らしていて、九州は魅力的な場所ばかりでした。

嬉野の太田重喜製茶で大好きな烏龍茶に負けない香りの無農薬煎茶に出会い、

波佐見の町並みも気に入って、

一気に九州へ気持ちが傾いたところで、最後に行ったのは山香。

京都城陽ダーチャで見たbaobabとカテリーナ古楽器研究所の演奏が忘れられなくて、山香にあるアトリエに遊びに行かせてもらいました。

カテリーナ古楽器研究所とは、家族で自給自足的な生活をされながら、家の敷地内の森の木を切ってヨーロッパの古い楽器を作製・演奏されている松本一家のことです。

baobabは長男未來さんと長女舞香ちゃんのユニット。

山香に降り立ち、カテリーナの森に向かって商店街を歩いていると、美味しそうなお肉屋さんとお魚屋さんを見つけました。
しばらく歩くと、素敵すぎる無人販売所。

田んぼの風景。

そして、カテリーナの森に到着。

日本家屋の母屋を入ると

古楽器たちや自然農法で作られた黒米緑米や紅茶などの展示スペース

ピザ窯も手作り。

古楽器を作るアトリエもこの敷地内にあった木を切って自分たちで作られたそう!

水場も自作。

北欧(行ったことないけど)の向こうに稲穂が揺れる風景を見ながら、いつかここに住みたい!と思いました。


3年半住んだ京都や毎月通った春日にも大好きな人と風景がありますが、なぜか「素敵な場所に一時的にいさせてもらっている」という思いが拭えませんでした。


でも、ここ山香では、とても自然に、単純に、住みたい、と思ったのです。


家を探すために10月11月に大分を訪れ、山香で候補となりそうな家もあるけどすぐに住むのは難しいことがわかりました。

そこで、おおいた移住計画の方から紹介してもらったあすみ農園をされているあすみさちゃんの日出の家に一旦荷物を移して、山香の家をゆっくり探すことにしました。

引っ越し前夜、車道に横たわる鳥を助けたあすみちゃん

今後の予定としては、山香で確実に入居できる家が決まるまで、日出の家に荷物を置かせてもらい、大分暮らしを満喫しながら、はるばる岐阜春日の薬草教室に通ったり、京都で空中茶屋を続けたり、実家小倉に帰ったりしていく予定です。

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